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ジオニックの陰謀に負けたと言われるMS、ヅダ
一年戦争開戦前、ジオン公国が地球連邦打倒のために開発した新兵器、モビルスーツが存在した。そしてそのモビルスーツはとある2つの会社によって競争試作された。
一つは一年戦争において開戦緒戦のジオン公国の快進撃を支えたモビルスーツに続くザクⅠ、そしてもう一つの機体はヅダである。
二つの会社
ジオン公国のモビルスーツメーカーと言えばジオニック社とツィマット社の二社が有名である。
この二つの会社はジオン軍主力モビルスーツの座を争い、それぞれの持てる技術を生かして試作機を製作した。
ヅダの敗北
主力モビルスーツではザクⅠが勝利した。
実はヅダにはいろいろな欠陥が存在し、その最たるものが出力全開時に自爆をしてしまうという点である。
しかし勝利したザクⅠにも様々な問題があった。
その最たる点はヅダに比べて完全に性能が低いということだった。
それでもザクⅠが採用されたことから一部界隈でジオニックの陰謀によってザクⅠが採用されたと言われるようになった。
性能ではなく政治で負けた?
私はヅダというよりもツィマット社自体がジオニック社に対し政治的に負けたと考える。
実際に出力全開時に爆発するのであればそれはリミッターを付与するだけで解決できるし、最終的にザクⅠも動力パイプというそれ外に出して大丈夫なのか?というものを露出させるという改造を施して生産されている。
確かにコストはヅダの方が高いがその点はエースパイロット機として小数のみ導入するなどやりようはいくらでもあったはずである。しかしそれができていない時点で性能だけで正々堂々と主力機の座を勝ち取ろうとしたツィマット社は会社としては清廉ではあるが政治で負けたと言わざるを得ないと考える。
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