愛をこめて
鬼滅の刃が大好きな方へ
全世界で大人気の漫画・アニメ「鬼滅の刃」
作中では「呼吸」という技がたくさん登場します。
中にはある呼吸から派生した呼吸も。
今回はそんな呼吸に「こんな呼吸の派生があったら」を個人的な主観と妄想を交えながら考えていきたいと思います。
まずはじめに
鬼殺隊隊士が使う呼吸は様々な種類があります。
始まりの剣士と竈門炭治郎が使用していた「日の呼吸」(ヒノカミ神楽)
その対となり上弦の壱 黒死牟が使う「月の呼吸」
そこから日の呼吸を元に5つの呼吸が生まれました。
冨岡義勇を始め炭治郎や数多くの隊士が使う「水の呼吸」
煉獄杏寿郎やその父親が使う「炎の呼吸」
悲鳴嶼行冥が使う「岩の呼吸」
不死川実弥が使う「風の呼吸」
吾妻善逸やその兄弟子會岳が使う「雷の呼吸」
さらにこの5つから派生が生まれます。
- 炎の呼吸の派生
甘露寺蜜璃が使う「恋の呼吸」 - 水の呼吸の派生
伊黒小芭内が使う「蛇の呼吸」
胡蝶カナエと栗花落カナヲが使う「花の呼吸」
花の呼吸から更に派生したのが、胡蝶しのぶが使う「蟲の呼吸」 - 風の呼吸の派生
時透無一郎が使う「霞の呼吸」
嘴平伊之助が使う「獣の呼吸」 - 雷の呼吸の派生
宇髄天元が使う「音の呼吸」
以上が本編に登場する呼吸の一覧になります。
詳しくは下の画像を参考にしてください。
もしもこんな派生があったら
ここからは「こんな派生があったらどうなのか」を考えていきたいと思います。
型の内容やどの派生なのか想像してみます。
基本本来ある関係のある言葉を使って作っていこうと思います。
呼吸や型の数はキリがないので3つ程挙げていこうと思います。
1.雪の呼吸
刀身の色は「白藍」
派生元は「水」か「風」が近いのではないかと思います。
どっちが派生元でも違和感はないですね。
「回雪」
回雪とは回るように舞っている雪のことを言います。
回転しながら舞う雪の刃で頸を切るようなイメージですかね。
月明かりでキラキラとした雪が思い浮かびます。
「蕭蕭銀花」
蕭蕭とは「もの寂しげに雪が降っている様子」を指す形容詞です。
銀花とは雪の別名とされています。
どんな技なのかは思いついていないのですが、名前が呼吸の技にありそうではありませんか?
水の呼吸の「凪」のような静かな感じなのかなとは想像しています。
「狒狒万年雪」
万年雪の本来の呼び方は「まんねんゆき」、標高の高い山岳地帯にある一年中溶けない雪のことを指します。
また「霏霏」は雨や雪がしきりに降る様や雲や霧、霞が立ち込める様のことを指します。
この型こそ、相手を拘束するために積もらせる技ではないのかと思います。
霧のようなものに溶けることのない雪が混ざって鬼を凍らすようなイメージです。
「白魔雲雀殺し」
「百魔」は災害に相当する雪、「雲雀殺し」は春に雲雀がさえずる頃降る雪のことです。
大量の鳥に見立てた雪で攻撃するイメージです。
雪には「風花」など、他の呼吸と相性の良さそうな言葉が多くあります。
誰と組んでも綺麗な技が繰り出せそうでわくわくします。
2.氷の呼吸
先ほど書いた「雪」とは別物であるのかなと思います。
本編では上弦の弐 童磨が氷の血鬼術を使用しています。血鬼術を見た時、これって呼吸としてもあってもいいのではないかと思いついたものです。
先ほどの「雪」が静であるのなら「氷」は動ですね。
刀身の色は「秘色」水色に少し灰色が混ざった感じの色です。
派生元は同じく「水」か「風」、「雪」の派生でもいいのかもしれません。
「結氷砕氷」
「結氷」は張った氷のこと、「砕氷」はそのまま氷を砕くという意味です。
想像の通り、鬼を氷で覆い尽くして砕くように斬る技です。
「氷霧氷晶舞い」
小さな氷の結晶が霧のように舞うことを「氷霧」
氷の結晶のことを「氷晶」といいます。
これも文字通りですね。キラキラとした氷の結晶を霧のように舞わせて攻撃する技です。
「懸氷落とし」
「懸氷」というのは氷柱=つららのことを言います。
敵の頭上から大量のつららを落とす技です。
「雪氷雪嵐」
「雪氷」は雪から生じた氷のことをいい、「雪嵐」は吹雪のことを指します。
吹雪のように氷を吹かせて連続で攻撃する技です。
威力が凄まじそうです。
3.樹の呼吸
「木」ではなくて「樹」なのがポイントです。
「岩」の派生かなと筆者は思ってますがどうでしょうか?
樹木の中には花のイメージが強いものもありますが、ここでは花ではなく木の一種として扱いたいと思います。
刀身の色は「丁字染」
「狭野方ノ花」
「狭野方花」は「藤」の別名です。
鬼滅の刃内でも藤は重要な植物です。
藤といえば「花」を思い浮かぶ人も多いと思いますが、つる性の落葉木本の樹木でもあります。
岩や他の木に絡みついて繁殖する植物です。
藤のつるで拘束する技でしょうか。藤の花の毒は鬼を寄せ付けないので、拘束して尚且つ毒を使うというのもいいかもしれません。
「輪舞桂月」
「月桂樹」をご存知でしょうか?別名「ローリエ」ともいいます。
明治時代に日本へ渡来した際に「カツラに似ていて葉の匂いが強い」ことから、中国の伝説に登場する「月の桂の木」で月桂樹と名付けられました。
また、月桂冠は知っていますか?
葉がついたままの小枝を輪のような形に編み込んだものです。
お酒じゃないですよ??
「輪舞」は本来大勢の人が輪になって踊ることをいいます。
月桂冠のように輪っかになった大量の月桂樹の刃を踊るように周囲に展開して攻撃する技のイメージです。
「五色・八重散椿」
「五色八重散椿」は4月に開花する椿の品種の一種です。
なんかもう名前が呼吸感すごくないですか?
椿は花弁が散るのではなく花ごと落ちることから、侍たちにとっては斬首を思い浮かべるということで忌み嫌われてた花です。
その様子の通りに頸を確実に落とす技ですね。
「風見・柳緑花紅」
柳は「風見草」とも言われています。
「柳緑花紅」は本来の自然の姿のままで手を加えていないことを言います。
ゆらゆらと揺れる柳の枝のように攻撃を避け攻撃する技です。
柳は鬼避けとして植えられていたこともあるので、呼吸としてはピッタリではないのでしょうか。
番外編 腹式呼吸
みなさんはとある隠が使う呼吸をご存知でしょうか?
それは、
隠 後藤さんが使う腹式呼吸です。
これは蝶屋敷で目覚めた炭治郎に気づいた後藤さんが使用した呼吸となっています。
ファンの間でつけられた呼吸ですね。
壱の型 「大声」
これがそのワンシーンでつけらた型です。
腹式呼吸によって大声を出す、ただそれだけですね。
弐の型「振動」
いわゆる「ビブラート」です。
音に表情をつけて聞く人を魅了させることができるので、実弥の稀血のような効果を発揮するのではないのでしょうか。
さいごに
こんな呼吸の派生があったらいいなを3つ程挙げていきましたが、みなさんはどんな派生があると思いますか?
他の呼吸の派生も考えていきたいところでしたら、結構難しいなと感じました。
あんなにかっこいい呼吸や型を考えた吾峠呼世晴先生は本当にすごいですね。
みなさんもぜひ一度オリジナルの呼吸を考えてみてはいかがでしょうか?
それぞれ別の派生でもいいかなって思ったけど、雪の派生がしっくりするかも?