愛をこめて
ガンダムが大好きな方へ
ガンダムUC直後のアクシズを舞台に展開されていくTwilight AXIS。
少々影の薄さが目立つ作品ではありますが、《F91》に繋がる要素のほか、
改修機について様々な考察が出来る妄想の膨らむ面白いコンテンツとなっています。
では、今回は作中の要素を使ってとあるMSについて考えていきましょう!
Contents
Twilight AXISのあらすじ
宇宙世紀0096年『ラプラスの箱』をめぐる事件から数か月が過ぎたころ、地球連邦軍は地球圏外に漂う、分断されたアクシズに調査団を派遣させる。
矢立文庫より引用
調査団のメンバーには、アルレット・アルマージュとダントン・ハイレッグという二人の民間人も参加していた。
彼らはかつて技術者とテストパイロットとして、ジオン公国軍、そしてネオ・ジオンに仕官していたという過去があったのだ。
アクシズに潜入した調査団は、誰もいないはずの基地内で強襲を受ける。
そしてアルレットとダントンは、想像もしていなかった出来事に遭遇するのだった…。
考察前に知ってほしい知識
ブッホ・コンツェルン
スペースデブリ回収をするジャンク屋であるブッホ・ジャンク社母体の企業集団。
MS開発を行う為のデータ収集を行う目的で私兵部隊バーナムの森を作り、使われなくなったMSを収集・改修をしています。
本作で強襲してくる相手がこの部隊です。
*後にクロスボーンバンガードを設立してF91以降で大きく物語に関わります
ガンダムAN-01トリスタン(ガンダムNT-1)
バーナムの森が保有する
《ガンダムNT-1(アレックス)》の改修機
アムロ専用機としてバケモノスペックで開発されたが故にか何かと重宝するらしく…
本機はU.C.0080(ポケットの中の戦争)で中破し、修復しようとしたタイミングで終戦を迎え、届け先も無くなり倉庫で埃を被っていた所をティターンズが「ちょうどいいのあるじゃん!」と目を付け強化人間のテスト用にと改修し運用します。
12グリプス戦役後はサナリィが回収(改修)・運用。バーナムの森へと渡ります。
考察するMSについて
さて、事前知識に関してはここまで。
本題に入っていきましょう!
今回フォーカスを当てていくのは…
アムロが乗ったガンダムの兄弟機、セカンドロットシリーズとして開発された
超高火力のビーム兵器を有する《ガンダム4号機》
ガトリングによる空間制圧に長け、4号機の護衛的な役割を担う《ガンダム5号機》
SFWS計画3号機、最新技術を詰め込んだ《ガンダム7号機》
この3機です。
各機体の概要はコチラ
ガンダム4号機
元々はプロトタイプガンダム初期試作型として開発、ジムのテストベッド機となった後に、オーガスタのスタッフの手によってジャブローにて改修されたセカンドロットシリーズ。
後述する《5号機》とタッグを組ませて運用することを想定されており、
メガビームランチャーによる艦隊への攻撃が出来る若干試験運用みが強いMS。
ビーム兵器に関する技術が発展途上だったこともあり、無理をしたメガビームランチャー照射の影響により補助ジェネレーターが爆発して大破、パイロットも死亡している。
出典:機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…
ガンダム5号機
開発経緯は《ガンダム4号機》と同様で、メガビームランチャーのチャージまで援護することを想定されており、ジャイアントガトリングを装備している。
その火力はもはや援護どころか敵MS部隊を掃討出来るほどの性能であった。
RX-78系で唯一一年戦争を経た後も運用可能なガンダムであるが、戦後の動向は不明
出典:機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…
ガンダム7号機
RX-78のセカンドロット系列で7番目の兄弟かつSFWS計画3号機に位置するMS。
外付けアーマーの装備でフルアーマー化をする機体でもあるので拡張性が高い。
SFWS計画の進行具合をみて開発を進めたり、最新技術を投入し続けたりしていた結果、ロールアウトは一年戦争後となった。
こちらも作戦終了後無事帰還はしているがその後の情報はない。
出典:機動戦士ガンダム戦記
同時期のその後の行方が分からないガンダムといえば、なMSですね!
これは色々考えずにはいられない!!
*《4号機》に関しては現物の改修は難しいですが、《5号機》を語るうえで必要なMSなので紹介しました。
考察
まず大前提として…
今回は《ガンダムAN-01トリスタン》と似た経緯の改修機を出せないか?
というアプローチで考察を行っていきます
なので…
最終的にブッホ・コンツェルンorサナリィに回収をさせる
というのをゴールにしようと思います!
どう回収させるか?
全く同じ手法になりますが
1.ルナツーorオーガスタ基地に輸送
2.後にティターンズの所有
3.最後にサナリィが入手
これが一番手っ取り早く、設定的にもごちゃごちゃしなさそうですね。
では早速その道のりを見ていきましょう!
1.整備とデータ収集のためにオーガスタに輸送
《4、5号機》の改修はオーガスタのスタッフが行い、特に《ガンダム7号機》に関してはオーガスタで起動テストをされていた経緯があります。
なので終戦後に一度基地に移される可能性は無くはないと思われます。
(《4号機》は大破しているのでデータ収集にとどまりそうですが)
2.パイロットと共に行った
《ガンダム5号機》のパイロットはなんと一年戦争終結後にティターンズに所属しますが、独断で組織のテロ行為を妨害したため最終的に除隊処分されます。
当時の乗機は別のMSでしたが、仮に入隊時に《5号機》もセットでやってきたとしてもこういった経緯があるので彼の手から離れてティターンズ所有となってもおかしくはなさそうですね。
3.《ペイルライダー》シリーズとの関わり
過去に量産が検討された高性能機の近代改修も行っていたティターンズ。
その一環で製造された《ペイルライダーDⅡ》はオーガスタ研究所製。
3《ペイルライダー》シリーズはG-4計画(G-3ガンダムを基にしたMS開発計画)に属する《4、5号機》の装備を流用していることが多々あります。
これは1.2の要素とプラスで何かあってもよさそうですよね!
次世代機の開発など様々な分野において生還したガンダムは重要なものとなるはずなので、アムロ用として作られた《ガンダムNT-1(アレックス)》以外にも需要はあるのではないかと思うので、最初に挙げたゴールには到達はできるのではないでしょうか!
そしてもう一つ忘れてはいけない要素が
ひとつだけ…
単純に展開が熱い!!
実はG-4計画では複数の部署で次世代機を開発していた結果《ガンダム4号機》として開発を進められたMSが複数おり、今回登場した《ガンダム4号機》と《ガンダムNT-1(アレックス)》が該当します。
つまり遠い親戚ながらも改修機である《ガンダムAN-01トリスタン》と《ガンダム5号機》が行動を共にする…これは結構ロマンがあるとは思いませんか!?MSVの設定に気づかず《ガンダム4号機》を改修したのが《ガンダムNT-1(アレックス)》と発表したものをどうにかする為の設定であり少々ブレがある要素ではありますが…
最後に
今回の考察はこれにて終了です!
映像作品にも外伝の要素は色々詰まっているので、お気に入りの作品周りの作品や、MSVなどを確認するのも楽しいですよ!!
他にもこういったアプローチで出していけるMSはまだまだたくさんいるはずなので
皆さんも「そういえば○○も…?」といった感じで考えてみたり、そこからガンプラの改造・設定作りなどに役立ててみたりしてはいかがでしょうか?
かなりの長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
- サナリィ側はこのデータを元に《F89》というMSも開発している ↩︎
- 書類上はサナリィが保有しており、運用に関しても極秘情報となっている ↩︎
- プロジェクトペイルライダー | バンダイ ホビーサイト (bandai-hobby.net) ↩︎
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