avec tout son amour
セーラームーンが大好きなあなたへ
『劇場版美少女戦士セーラームーンEternal』のホークス・アイがとにかくいい奴過ぎて、なんなら倒されなくてもよかったんじゃない！？ と心から訴えさせてください。
セーラームーンの悪役は、それぞれに事情や個性があり、憎めないキャラクターも多いですよね。
その中でも、私はホークス・アイがとにかくいい奴だと推したい！
木野まことと絶対にいいビジネスパートナーになれたと思うんですよ！
ホークス・アイをご紹介！
原作・旧作アニメ・新作アニメで登場する悪役ホークス・アイ。
敵組織デッド・ムーンサーカス団のパラパラの妖術により、熱帯魚・トラ・鷹がそれぞれ人型のヴィラン「アマゾン・トリオ」に変身します。
そのうちの1人がホークス・アイ。
イケメンのオネエである彼は、スパイス専門店の店長となり、まことに近づきます。
しかし、最終的にはパワーアップしたセーラージュピターによって倒されてしまうのです。
「こういう小さなお店を持つのが若い頃からの夢だったの」
普通は、ターゲットであるセーラー戦士に近づくためにお店を開きますよね。
いっそ自分では開店せず、もともとあるお店を乗っ取って店長になりすますとか。
妖術を使ってセーラー戦士を呼び寄せるとか。
でも、ホークス・アイは違うんです。
彼は自分だけのお店を持つのが夢でした。
そもそも、ハーブの健やかな香りが漂うスパイス専門店って、あんまり悪役らしくないですよね。
店長としてふるまう彼は、とても楽しそうです。
実はまことも、催眠術で呼び寄せられたのではなく、最初は純粋にお店の魅力に惹かれて入店します。
そこで夢について語るホークス・アイと意気投合。
お互いの夢を応援し合うのでした。
まことは、少し恥ずかしそうにいつか花屋かケーキ屋を開きたいと打ち明けます。
ホークス・アイは、それを馬鹿にすることなく言うのです。
「まあ、素敵！ 絶対実現させてね。目標を決めたら、若いうちから努力しなきゃダメよ」
「あなたも夢、絶対に叶えなさいよ」
当然二人は敵同士。
ホークス・アイはまことを悪夢に取り込もうとするし、ジュピターはパワーアップして反撃します。
けれど、倒されて消滅する直前に、ホークス・アイはジュピターへ向かって言うのです。
「アタシの夢はここまでみたいね。束の間でも自分のお店を持てて、幸せだったわ。あなたも夢、絶対に叶えなさいよ」
ジュピターも、複雑な表情でその言葉に耳を傾け、彼を見送ったのでした。
二人でお店をやったらよかったんじゃない！？
残念ながら、映画でのホークス・アイの活躍はここまで。
でも、思うんです。
もしかして、二人でショップ経営をやったらすごく素敵なお店になったんじゃない！？
まことは花屋として花を売り、ホークス・アイはスパイスを売ったらどうでしょう？
カフェスペースも設けて、スパイスを利かせた料理や、エディブルフラワーがかわいいケーキ、とっておきのハーブティーなんかを楽しめるようにするのも素敵です！
定期的にカフェスペースで、ホークス・アイのスパイス講座をやってもいいかもしれません。
オネエキャラのホークス・アイと、かっこよくって乙女なまことの掛け合いは、絶対に面白かったと思うんです。
きっと理想的なビジネスパートナーになれたはず……。
ホークス・アイ、なんで消滅してしまったんだ！
考えれば考えるほど、まこととホークス・アイのショップが実現しなかったのは残念過ぎます……。
二人のやりとりをもっと見ていたかったですね。
セーラームーンの世界のその後を妄想するとき、ぜひホークス・アイとまことの合同ショップも妄想してあげてください。
ホークス・アイの復活求む！
誰かこの夢を叶えてください……！