愛をこめて。
進撃の巨人が好きなあなたへ。
こんにちは。
今回は、作中に出てくる「ユミル」という女性について。
一方のユミルはなぜか「そばかすユミル」と区別されています。
そして、クリスタに異様に執着する「そばかすユミル」。
この謎を解説、考察していきたいと思います^^
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
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目次
- 2人のユミル
- そばかすユミル
- 始祖ユミル
- そばかすユミルはどこから来た?
- なぜクリスタにくっついているのか?
- 王家の血筋を引いているクリスタ
- ①王家の力を得たかった
- いい子過ぎるクリスタ
- ②過去の自分と重ねた
- 単純に可愛すぎるクリスタ
- 王家の血筋を引いているクリスタ
- そばかすユミルの最期
- ①ベルトルト達を助けたいと思ったから
- ②クリスタが「人のために生きるのはやめよう!」と言ったから
- ③いずれにせよ生きる道がもうないと察したから
- まとめ
2人のユミル
作中には2人の”ユミル”という名前の女性が出てきます。
- そばかすユミル(104期訓練兵、調査兵団)
- 始祖ユミル
そばかすユミル
初登場は、アニメ3話にて、懲罰を食らったサシャを手助けするクリスタに対し突然「お前、いいことしようとしてるだろ」
と言い放つシーンです。
鋭い目つきに荒っぽい口調など、なかなかとっつきにくいキャラをしています。
なぜなら、周りには言えない大きな秘密を持っていたから。
こちらは後程解説しますね。
始祖ユミル
こちらのユミルは、巨人化することのできる人種、エルディア人の始祖とされている始祖ユミルです。
初めは得体のしれない存在でしたが、アニメ80話にてその過去が明かされました。
始祖ユミルはその昔、平和な村で生まれ育ちましたが、フリッツ王の奴隷になってしまいます。
その後冤罪を着せられますが、処刑直前に光るムカデに出会い、巨人の力を手に入れます。
それによって処刑は免れ、力を認められたユミルはフリッツ王の王妃になります。
その後も奴隷の日々は続きますが、次第に王への気持ちが変化していくことに気づくユミル。
ある時、槍の攻撃を受けそうになった王を身を挺して守りました。
褒めの言葉をもらえるかと思ったら、そうではなく「何をしているのか、立て」と奮起させられる言葉。
これが最期になり、3人の娘はユミルの死体を食べることで巨人の力を継承し、そこが巨人の力を受け継ぐカギになっている、いう訳です。
原作よりも、アニメ映像のほうがじっくり描かれていて壮絶な始祖ユミルの人生がわかるね。可哀そうだったなぁ。
名前が一緒なので、この2人のユミルについて混乱しがちですが、全く別物です。
そばかすユミルはどこから来た?
そばかすユミルの秘密
①巨人化能力の保持者
そばかすユミルは、なんと巨人化能力を持っています。
その正体は「顎の巨人」。
アニメ30話にて、ウドガルド城での戦いの最中。
頂上まで追い詰められた調査兵団新兵たちは、武装をしていなかった為まさに絶体絶命のピンチ。
そんな中、頂上から飛び立ち巨人化したユミルは周りの巨人を次々倒していくのでした。
それ以前にも、訓令兵時代の雪山訓練にて巨人化能力を使い同期であるダズを助けていました。
②ユミルとしての過去
そばかすユミルの過去は、アニメ35話にて明かされました。
もともと孤児として過ごしていましたが、一人の男に連れられ「ユミル教」の女神として崇められることになります。
これが、ユミルという名の由来です。
しかし、突然やってきたマーレ兵に見つかり、信徒と共に楽園送りになってしまいます。
その際に無垢の巨人にさせられ、壁の外をなんと60年も彷徨っていました。
60年は相当長い期間。終わりのない地獄と言っていたけど、相当辛い環境だったろうな。
なぜ人間に戻れたのか?
②ユミルとしての過去にて無垢の巨人として彷徨っていたと書きましたが、
ではなぜ、人間の姿で兵士をしていたのか?
それは、偶然にも巨人化能力をもつ人間を捕食できたためです。
当時マーレの戦士で、顎の巨人能力を保持していたマルセル・ガリアードを偶然にも捕食した為、顎の巨人能力を継承する形で人間の姿に戻れたのです。
なぜクリスタにくっついているのか?
同じ104期生であるクリスタ・レンズとずっと一緒にいたユミル。
なぜなのか、解説と独自の考察を交えてみます。
王家の血筋を引いているクリスタ
クリスタ・レンズという名前は本名ではありません。
本名は、ヒストリア・レイス。
壁内の王家であるレイス家の苗字を隠して生きていました。
ユミルは、「私がその秘密を明かした時、お前は元の名前を名乗って生きろ。」と過去に言い残した上で、巨人化できることを明かしました。
①王家の力を得たかった
マーレの主戦力である、巨人の力を盗んで人間に戻ったユミル。
当然ながら、この姿で生きたいと考えたユミルは、王家を味方につければマーレが攻撃しようと反撃の切り札になると考えたからです。
その為に王家の血筋を引いているクリスタに接近しようと試み、兵士になりました。
やっとのことで地獄から解放されたんだし、この力は簡単にマーレに渡したくない…!
いい子過ぎるクリスタ
クリスタは、無理にでもいい子を演じ誰かに認められようとします。
クリスタの幼少期は、必要とされない子、邪魔者扱いを受けていました。
②過去の自分と重ねた
過去に、女神ユミルと崇められていた時に自分は王家の血筋を引いていない、全くの一般人と分かっていながらも女神のフリをしていました。
そうすれば、信徒が幸せに笑ってくれるし、自分も幸せだったからです。
でもその結果、全員が巨人にさせられてしまったことをひどく後悔していました。
いい子を演じ誰かに認められようとするという点から、自分の過去とクリスタを重ねてしまい、情が移ったのでしょう。
そこからは私利私欲のためではなく、クリスタを守るために動いていたのでは?と考えられます。
単純に可愛すぎるクリスタ
あの、クリスタ可愛すぎるのでね。
単純に恋愛感情があったんじゃないかとも思うんです。
ふざけたことを言っているように聞こえますが、
ユミルがクリスタに宛てた最後の手紙では「心残りがある お前と結婚出来ていないことだ」と書いているので
冗談だったとしても、本気で好きだったとしてもおかしくない手紙です。
ユミルとクリスタが結ばれれば誰も恨みっこなしのハッピーエンドだよ♡
そばかすユミルの最期
ユミルの最期は、自身が持つ巨人化能力をマーレに返還することで死亡しました。
あんなに力を返すまいとしていたのに、どうしてそんなことをしたのか。
少し考察してみました。
①ベルトルト達を助けたいと思ったから
アニメ36話にて、エレンとユミルを連れたベルトルトとライナーがが同期の調査兵に追いつかれてしまうシーン。
「誰か僕らを見つけてくれ」と泣きながら懇願するベルトルトを見る目がとても切なそうなんです。
先の②過去の自分と重ねたのように、ベルトルトにも情が移ってしまったのでしょう。
やりたくない事をやらされている事実に同情したユミルは、自らの力を返還することで少しでも彼らの助けになると考えたのではないでしょうか。
②クリスタが「人のために生きるのはやめよう!」と言ったから
これを言われるまでは、クリスタを守るために生きていたといっても過言ではないユミル。
その本人が人のために生きるのをやめようと言うもんですから、その通りにしたのかもしれません。
③いずれにせよ生きる道がもうないと察したから
ここでベルトルト達について力を返還すれば待っているのは死あるのみだし、
調査兵団についていけばその時点で殺されるか兵器としてこき使われるのみ。
どちらにせよいい道が残っていないのであれば、手っ取り早く死ねる方を選ぼう、と思ったのでしょうか。
そばかすユミルも、始祖ユミルも、辛いの一言では表せられない人生を送っていたんだね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的には、そばかすユミルにはもう少し生きてクリスタと共に歩んで欲しかったです。
しかし、クリスタもそのおかげで強くなれたといっても過言ではありません。
意味のある死を遂げたそばかすユミル、そしてストーリーの鍵になってくる始祖ユミル。
この謎は、考えれば考えるほど面白いです!!
あなたがいい作品に出会えますように♡
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