愛をこめて
鬼滅の刃が大好きな方へ
鬼滅の刃は、2020年5月に原作漫画の連載が終了しています。
最終話には登場人物の子孫たちが登場し、平和な生活をしていることが描かれています。
今回は、主人公・竈門炭治郎の子孫である炭彦に関する話題をご紹介します。
アニメ派の方は、ネタバレを含みますのでご注意ください。
Contents
竈門炭彦とはどんな人物?
原作の最終回は、炭治郎たちが活躍した大正時代から約100年後の現代を舞台に描かれています。
炭彦は炭治郎と栗花落カナヲの玄孫で、カナタという兄がいます。
カナタに「寝汚い」と言われるほど寝ることが大好きな少年で、遅刻ギリギリの時間まで寝てしまうほどです。
そんな炭彦ですが、特に目を引くのはその身体能力です。
皆勤賞が欲しいという炭彦は、制服に着替えると窓から外へ飛び出します。
ざっと10階ほどはあろうというマンションですが、隣の建物に飛び移ったり宙返りしながら移動したりと、まるでパルクールのような身軽な動作で1階まで降りていきました。
その後も、ぶつかりそうになったパトカーを避けたり、閉まりかけた校門を飛び越えたり、常人にはできないような動きを見せます。
炭彦の身体能力の秘密とは?
炭彦は、なぜこのような身体能力を持っているのでしょうか?
その理由を考察していきましょう。
鬼の血が流れている?
炭彦の祖先である炭治郎は、最終決戦において鬼舞辻無惨と対決し、その際に無惨の血を大量に注ぎ込まれています。
つまり、無惨の細胞が炭彦に受けつかれていると考えることができないでしょうか。
鬼の血によって身体能力が上がっていたとしたら、炭彦の身体能力が高いのも納得です。
しかし、この考察は個人的に信憑性は薄いかなーと考えています。
その理由は、「無惨が既に消滅している。」ということです。
原作16巻137話「不滅」では、鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉と無惨が対峙し、会話しているシーンから読み解いてみましょう。
耀哉は、無惨に「君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?」と質問しています。
無惨はこの問いには答えず、ただ一言「黙れ」と言っていますが、その表情は怒りに満ちた表情に見えます。
そのことから、耀哉の問いは的を射ており、無惨は肯定しなかったのではないでしょうか。
そうなると、無惨が消滅した時点で鬼は全滅し、炭治郎の体内にあった無惨の細胞も消えたのではないかと考えます。
身体能力に優れているのは、炭彦だけではなかった?
では、炭彦があんなに目を見張る動きができるのはなぜでしょうか。
最終回では、炭彦やカナタの他にも、炭治郎と一緒の時代を生きた人たちの子孫や転生した姿を見ることができます。
その中の一人、煉獄桃寿郎に注目してみましょう。
桃寿郎は、元炎柱であった杏寿郎の弟・千寿郎の子孫です。
登校途中に炭彦と桃寿郎は合流し、全速力で学校へと向かいます。
その際、炭彦を追いかけていたパトカーが二人を追いかけながら止まるよう促しますが、2人は笑顔のまま走り続けます。
パトカーは2人に追いつくことができず、思わす「速ェなオイ足が」と突っ込むほどです。
炭彦と桃寿郎は、閉まりかかる校門をひらっと飛び越え、無事遅刻せずに済みました。
その様子には、門にいた先生も目をひんむくほどでした。
つまり、炭彦まではいかずとも、桃寿郎も常人を超えた身体能力を持っていると言えるでしょう。
呼吸法が現在にも継承されている
かつての鬼殺隊の子孫が身体能力に優れている乗車をされているのには、共通の理由がありそうです。
そこで考えられるのが、戦闘に用いられていた呼吸法が現在にも継承されているのでは?ということです。
公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」において、ヒノカミ神楽を含む呼吸は舞として後世に受け継がれていることが明かされています。
年に一度、産屋敷家が管理する神社に奉納する習わしとなっており、炭彦もカナタもヒノカミ神楽を舞えると記載されています。
となれば、代々炎柱を輩出していた煉獄家は、炎の呼吸の舞を桃寿郎が舞えても不思議はありません。
炭治郎の父である炭十郎は病弱でしたが、雪の中を一晩中ヒノカミ神楽を舞っていました。
炭治郎はそのことが不思議で父に尋ねると、炭十郎は「息の仕方がある。正しい呼吸ができるようになれば、ずっと舞える」と答えています。
つまりは、戦闘や剣術として呼吸法を学ばなくとも、呼吸は身につけることができるのではないでしょうか。
まとめ ー竈門炭彦の身体能力ー
今回は、炭彦の身体能力について考察してみました。
筆者個人としては、日の呼吸が受け継がれていることで身体能力が高まっている説を押したいところです。
原作で理由が明かされていないので推測の域を出ませんが、このように色々と考える余地のある「鬼滅の刃」は、やはり面白い作品だと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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