鋼の錬金術師 マスタング大佐の壮大な思惑とは…!?

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『鋼の錬金術師』(Full metal Alchemist)は、荒川弘先生による人気漫画だ。その中でも特に重要なキャラクターである、ロイ・マスタング。彼の壮大な野望について解説してみる。

マスタング大佐の思惑

大総統になるという目標

マスタングは「焔の錬金術師」という二つ名を持つ国家錬金術師である。

切れ長な目と少し幼い顔つきで非常に女好きなこともあり、物語の中ではいつもチャラチャラしていてだらしない印象だ。しかし、内心では現在のアメストリス国を根底から変えるという目標を持っている。そのために自らがアメストリス大総統になり、腐敗しきってしまった軍を一新させようと日々奮闘している。

このように、一見チャラついている人が実は大真面目に国の将来を考えている、そのギャップについていきたい…!というアメストリス軍人は多いのではなかろうか。

彼の中の罪の意識

マスタング大佐が、このように国を変えたいと決意した大きなきっかけがある。国家錬金術師が「人間兵器」として送り込まれたイシュヴァール殲滅戦である。

彼は「焔の錬金術師」として、指を鳴らすだけで炎を操るチート級の能力を持つのだが、その火力がイシュヴァール殲滅戦で大活躍してしまったのだ。

自分は何のために軍人になったんだ…。

そうした過去の自分が犯した過ちに苦しみながらも、それでもそんな自国を正しい方向へ導こうと粉骨砕身する。

信頼できる部下たちの存在

マスタング大佐の魅力には、信頼できる部下たちの存在もある。

特にホークアイ中尉との深い絆は、彼の思惑を成功させるために重要となる。

軍全体を掌握するために画策するが、その中でも、貸して仲間や部下を犠牲にはしない。そんな彼だから、信頼してついてくる部下が多いのだろう。

摘要

腐りきった国家を変えるため、軍の頂点に立つため、ロイ・マスタング大佐は信頼できる部下たちと奔走する。

これからも彼のリーダーシップとカリスマ性についてきたいと思うアメストリス軍人の下っ端でした。