作中に登場する神様たちは実際どんな神様なの?

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか。が大好きな方へ

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PITMIL EDITOR
PITMILはアニメで世界をハッピーにします。

大人気ラノベ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか。」

略して「ダンまち」

アニメも5期が始まりさらに物語が進んでいます。

作中では多くの「神様」と「その子どもたち」が多く登場します。

今回はその「神様」から数名、実際はどんな神様なのかを紹介していきたいと思います。

本記事には原作やアニメのネタバレが含みます。

まずはじめに

ダンまちで登場する神様は実際に神話で存在しています。

「ギリシヤ神話」「北欧神話」「エジプト神話」など数多くの神話がありますよね。

筆者も神話が好きで個人的に調べていたこともあります。

今回はその神話にも登場する神様の中から、作品内でメインどころの神様たちをざっくりと紹介していきたいと思います。

実際はこんな神様!?

ここからは「実際はこんな神様」ということを書いていきたいと思います。

神話なので諸説あると思いますが、紹介しきれない部分は一度調べてみても楽しいかもしれません。

1.ヘスティア

ヘスティアは主人公 ベルの所属するファミリアの主神です。

アニメではロリ巨乳でベルのことが大好きな女神様として登場します。

実際のヘスティア様は、ギリシア神話に登場する「かまどの神」です。

ローマ神話に登場する「ウェスタ」と同一人物だそうですよ。

また本作の設定でも登場しているのですが、「三大処女女神」の一人だそうです。

炉、暖炉、家庭、家族、国家の正しい秩序を司っている女神様。

クロノスとレアの長女として生まれ、あの有名な神アポロンとポセイドンに求婚されるということがあったようです。

アポロンとポセイドン、クロノスは神話に詳しく無くても知っている名前ですよね。

ちなみにヘスティアはゼウスによって「永遠の処女を守る」許しと、「全ての家と神殿で崇拝される」という権利を授けられているようです。

ちなみに「呑気な印象の女神」という印象もあるようです。

筆者

作品だとすごくアホの子っぽいのにこんなにすごい神様だったんだね。

2.ロキ

こちらも誰しもが聞いたことのある神様ですよね。

アイズなどが所属する現在のオラリオの中で最強ファミリアの一角である、ロキ・ファミリアの主神です。

赤髪の関西弁が特徴的ですよね。

ロキは北欧神話に登場する悪戯好きの「悪神」です。

名前には「閉ざすもの」「終わらせる者」という意味があるようです。

またロキには数多くの呼び名があります。

「ずる賢い者」「トリックスター」「人々の恐れ」「狼の父」「狡知の神」

他にもいくつかあるのですが、やはりいいイメージの呼び名は少ないようですね。

元は火を神格化させた存在だとされているようです。

あの有名な「フェンリル」や「ミズガルズ」などの多くの怪物の父とされています。

ちなみに主神オーディンの義理の兄弟だそうですよ。

更には変身術が得意で元々男神であるものの、たまに女性に変化するそうです。

他者にも呪文をかけて強制的に変身させることもできるようですよ。

筆者

トリックスターって呼び方、すごくピッタリだよね。

3.ヘファイストス

ヴェルフが元いたファミリア「ヘファイストス・ファミリア」の主神です。

ヘスティアとは同郷で親しい間柄なんですよね。

作品では赤髪で眼帯をつけている頑固一徹な女神様です。

ヘスティア・ファミリアに移籍してきたヴェルフが元々いたファミリアです。

ヘファイストスは「ギリシア神話」に登場する鍛冶の男神です。

元々は火山の神様だったのが、後に炎と鍛冶の神となったそうです。

オリュンポス十二神の一柱でもあります。

鍛冶の神というように、神々の武具を作っていたようです。

本作でもオラリオでは珍しく探索ではなく鍛冶がメインで活動してます。

ヘファイストスはゼウスとその正妻のヘラから産まれたのですが、「見た目が醜い」というくだらない理由でヘラによって投げ捨てられてしまったようです。

理不尽な扱いを受けて育ってきたヘファイストスですが、その後はアフロディーテと結婚し更には離婚したそうです。

筆者

あんなにかっこいいお姉様の過去がしんどすぎる。

4.フレイヤ

フレイヤはオラリオで最強の派閥「フレイヤ・ファミリア」の主神です。

その正体はベルに恋してる「豊穣の女主人」で働く「シル」であるとアニメで明かされました。

フレイヤは「北欧神話」に登場する美と愛の女神で、様々なものを司っています。

「愛を司る女神」「豊穣の女神」「死者を迎える女神」「黄金を生み出す女神」

かなり美しくて力のある女神とされてきた一方、性的な欲望の対象になっていたようです。

ちなみに愛人の中には「ロキ」がいたそうですよ。

性に関してはかなり奔放でだらしない面があって、父や双子の兄とも肉体関係があったようです。

筆者

性的に奔放で、産まれから普通のことだったんだって。

フレイヤ自身が動物に変身できるようで、夜は牝山羊になって遊んでいたなんて話もあります。

ちなみに身につけると鷹に変身できる羽衣も所持していて、度々ロキに貸していたようです。

5.ミアハ

ミアハは小規模ファミリア「ミアハ・ファミリア」の主神です。

「ケルト神話」の「神話物語群」という書物に出てくる、医術に長けた神様だそうです。

父親が医療の神(ディアン・ケヒト)で、息子のミアハが自身より優れた医学の才能を持っていることに嫉妬していたそうです。

その嫉妬から何度も父に斬りつけられていたものの、すぐさま自ら治していたようなのですが、4度目に脳を真っ二つにされ父によって殺されてしまった悲しき神様です。

実際作中でも薬草などを使ってオラリオの薬屋として活動しています。

6.タケミカヅチ

探索系ファミリア「タケミカヅチ・ファミリア」の主神です。

ヘスティアやミアハとは下界(オラリオ)に降りる前からの付き合いのある神様です。

ちなみにヘスティアに土下座を教えたのも彼なんですよ。

ヘスティア・ファミリアに移籍した千草は元々このファミリアにいました。

タケミカヅチは「日本神話」に登場する神様です。

古事記では建御雷之男神たけみかづちのおのかみなどと謂れ、日本書紀では武甕槌神、先代旧事本記では建甕槌之男神など多くの表記をされる神様です。

雷の神様であり、剣や武神の神、相撲の祖として祀られています。

日本神話において有名な「伊邪那岐命いざなぎ」が火の神である「火之夜芸速男神カグツチ」の首を落としたときに「天之尾羽張あめのおはばり」の血を振り落とし、その血が岩について産まれた神様だそうです。

このとき、タケミカヅチを含めて三人の神様が産まれました。

筆者

血から産まれたなんて流石神話だよね。

7.ヘルメス

商業系ファミリア「ヘルメス・ファミリア」の主神です。

中立を気取っているので、ロキ・ファミリアなどの様々なファミリアとの繋がりがあります。

元々「イシュタル・ファミリア」に所属していたアイシャは後にここに入団します。

ヘスティアと同じくオリュンポス出身で尚且つ、「十二神」の地位にいました。

ということは、ヘルメスは「ギリシャ神話」に登場する神様なのがすぐわかりますね。

「ローマ神話」でもマーキュリーとして登場します。

ヘルメスは神々の使徒、富と幸運の神で商業や発明・盗人、旅行者の神様として知られています。

両性具有の神様として親子神としても関連付けられているようです。

ヘルメスはゼウスとマイアの子どもとして生まれました。

ゼウスは妻であるヘラに気づかれないようにして「嘘の才能」を、マイアの元に会いに行って「泥棒の才能」をヘルメスが持つようにしたようです。

その結果、ゼウスの忠実な部下として多くの密命を果たしていたようですよ。

ヘルメスはギリシャ神話のトリックスター的な存在であり、文化英雄としてのいち面もあるようです。

8.イシュタル

イシュタルは歓楽街を支配する娼婦ファミリア「イシュタル・ファミリア」の主神です。

アイシャと小春は元々このファミリアに所属していましたが、イシュタルがフレイヤによって高所から落とされ天界に強制送還され、ファミリアは解散しました。

イシュタルは古代メソポタミア古代バビロニア・アッシリアの女神であり、シュメール神話ではイナンナに当たるようです。

歓楽街を支配していたように、性愛や豊穣、出産、戦争、月や金星を司っています。

また娼婦の守護神とも言われています。

ライオンを聖獣としていて、「天の女王」という称号を持っています。

ローマ神話のヴィーナスやギリシャ神話のアプロディーテのモデルにもなっています。

他にも様々な神話における神様たちの起源となったとされています。

筆者

個人的にイシュタルのビジュは大好き。

お姉様感最高・・・。

9.ガネーシャ

ガネーシャは「怪物祭」を主催している「ガネーシャ・ファミリア」の主神です。

作中では暑苦しく、空気が読めない変神として描かれています。

また、オラリオの治安維持も担っていて、好漢としても神や人間の間で有名だそうです。

ガネーシャは「ヒンドゥー教の神様」で、困難や障害を取り除き福をもたらし、豊穣や知識、商業の神として信仰されています。

また学問の神様としても信仰されているようです。

太鼓腹の人間の体に、片側の牙が折れた像の頭、4本の腕を持つ神様です。

きっと皆さんも一度は見たことがあると思います。

ガネーシャの両親もすごく有名な神様で、シヴァ神とパールヴァティー神の間に産まれたとされています。

シヴァはゲーマーの方なら一度は聞いたことある名前ですよね。

10.ディオニュソス

ディオニュソスは「ディオニュソス・ファミリア」の主神です。

葡萄酒(ワイン)作りに長けている神様で、ヘスティアたちと同郷の神様であり、ヘスティアから「十二神」の地位をあっさりと譲られたことがあるようです。

ディオニュソスは「ギリシャ神話」に登場する神様で、葡萄酒と豊穣、酩酊を司っています。

ローマ神話では「バッカス」にあたります。

起源については様々な説があり、インド神話のソーマと同一神だったとか、トラーキアなど様々な国から伝わった外来の神様だともいわれています。

また、エジプト神話のオシリスとも同一視されていたようです。

父はゼウスで、浮気相手のセメレーから産まれたとされています。

ゼウスの本妻であるヘラに憎まれていましたが、ディオニュソスが神様の仲間入りをしたあと和解。

ヘラは息子であるヘパイストスの罠にかかったのですが、ディオニュソスが酒を飲ませオリュンポスに連行。その功績によって二人は和解したとされています。

11.ソーマ

ソーマは「ソーマ・ファミリア」の主神です。

神酒(ソーマ)を作ること以外には全く興味を持たない趣味神です。

現在ヘスティア・ファミリアでサポーターをしているリリルカがかつて所属していたファミリアです。

ソーマ自体はヴェーダ(インドの宗教文書の総称)など「インド神話」に登場する神様の飲み物のことだそうです。

何かの植物の液体と考えられていますが、なんの植物なのかは分かっていないようです。

ソーマはその植物を神格化した神様でもあるようです。

アーリア人が供物にした神酒が神格化したものともいわれています。

ヒンドゥー教では月は神々の酒坏とされていたので、月の神様とも考えられています。

このソーマの液体は酩酊効果があり最も重要な供物だったそうで、人間もその残りを飲むことで長寿になるとされていました。

12.ウラノス

ウラノスはオラリオの都市を運営したり、迷宮(ダンジョン)の管理をしている、管理機関である「ギルド」の主神です。

下界に降臨した最初の神様の一柱であり、人々にはじめて「神の恩恵」を授けました。

またオラリオを創設した最初の神様であることから「都市の創設神」と呼ばれています。

ウラノスは「ギリシャ神話」に登場するかなりすごい神様です。

天空を神格化した存在であり、大地ガイアから生まれた、世界最初の支配者です。

最初の神様の王様的な存在なんですよね。

またガイアの息子であり、さらには夫という立ち位置でもありました。

ガイアとは12神を授かっていて、有名なのはウラノスの切り落とされた男性器の血から生まれた神様もいます。その後海に漂流した陽物の周囲にできた泡から生まれたのはかの有名な「アプロディーテ」だともされているようです。

一説ではギリシャでは信仰の対象にされていなかったようです。

13.オシリス

オシリスは「オシリス・ファミリア」の主神です。

本作軸の20年以上前に抗争で敗北し、オシリス共々オラリオを追放されました。

第一級冒険者レベルの戦闘力を隠し持っていたようですよ。

オシリスも皆様は一度は耳にしたことがある神様だと思います。

「古代エジプト神話」で、冥界の王・死と復活の神様として知られています。

元々オシリスは植物の神様だったとされています。

植物の死と再生が後に広まった「オシリス信仰」の代表である「オシリスとイシスの伝説」神話でのオシリスの死と復活の内容と一致しています。

この神話がエジプトで広まって親しまれるようになって、オシリス自身が冥界の神聖な裁判官や王としての性格を持ちました。

さらに悪に対する勝利の象徴・植物の神様としての死に対する象徴としても扱われるようになりました。

両親は大地の神・ゲブと天空の女神・ヌトであり、オシリスは四兄弟(四柱)の長男だそうです。

兄弟には、豊穣の女神・イシスと戦いの神・セト、葬祭の女神・ネフティスがいます。

イシスが奥さんであり、天空の神・ホルスが二柱の子どもとして成しています。

筆者

色々な作品でよく聞く神様だから名前だけはしっかり知っていたよ。

14.ゼウス

ゼウスはもう皆様がほとんど全員知っている神様だと思います。

オラリオでは世界最強のファミリアと言われていた「ゼウス・ファミリア」の主神でした。

本編から15年前に隻眼の黒竜との戦いに敗北してファミリアは壊滅しました。

その際に敵対関係であった「ロキ・ファミリア」と「フレイヤ・ファミリア」の手によって、ヘラと共にオラリオから追放されてしまいます。

現在は田舎で農夫をしていて、なんと主人公 ベルの義祖父であり育ての親になっています。

ゼウスは様々な神話に登場します。

「ギリシャ神話」の主神、全知全能の神

「ローマ神話」のジュピター

「中国神話」の天帝

さらにはキリスト教やイスラム教などの唯一神と同じ「至上神」の典型とされています。

筆者

「至上神」「最高神」って言われていて、創造的なの能力や人格的性質があって、全知全能って言われてるんだって。

宇宙や天候を支配する天空神で、神と人類の秩序を守護・支配する神の王様といういわば最強の神様なんですよね。

様々な神話や宗教においても唯一神のほうな性格を帯びていて、絶対的で尚且つ強大な力を持っています。

ゼウスはクロノスとレアの間に生まれ、ヘスティアやポセイドン、ハデスなど6柱を兄弟です。

妻はヘラで有名ですが、かなり浮気者だったようで多くの女神や人間の女性との間にも子どもをもうけたようです。

全知全能の至上神ですから引く手数多だったのでしょう。

現在の女性でもこんなハイスペックな男性を放って置く人は少ないのではないのでしょうか?

子どもは数多くおり特に有名なのはアテナ、アポロン、ヘルメス、アプロディーテ、ヘパイストスやディオニュソスなどでしょうか。

妻のヘラとは何度も結婚と離婚を繰り返していましたが、最終的には永遠に結ばれたとされています。

15.アルテミス

アルテミスは劇場版「オリオンの矢」で登場します。

オラリオではなく、その外でモンスターを相手とした狩猟活動をしている「アルテミス・ファミリア」の主神です。

貞潔を司っている女神で、ヘスティアやアテナに並ぶ三大処女神の一柱です。

アルテミスは「ギリシャ神話」に登場する狩猟・貞潔の女神です。

双子の弟としてアポロンがいます。

弟のアポロンとヘリオスが同じとされて太陽神とされたように、アルテミスもセレーネと同じとされ月の女神とされました。

それに加え、闇の女神であるヘカテとも同じとされました。

アルテミスが三通りに姿を変えるものと考えられていたようです。

オリュンポスの十二神の一柱とされていますが、古代ギリシャ人の固有の神ではないようです。

ギリシャの先住民族の信仰を古代ギリシャ人が取り入れたものではないかと考えられているようです。

気の強いエピソードが多いアルテミスではありますが、トロイア戦争では支援していたトロイアが滅亡したときは父 ゼウスに泣きつき、また勢力が少ない女神で自身の弓でヘラに殴打されたときは泣きながら逃走したともされています。

地母神だったり、妊婦たちの守護神だったり、山野の女神だったり

はたまた疫病と死をもたらす神であったりと様々な顔を持っています。

筆者

生まれることと死って関わり深いからそういわれるようになったのかな???

それにしても泣き虫さんな女神なんだね。

さいごに

ここまでたくさんの神様について解説してみましたが、他にもたくさんの神様が登場します。

同じ神様でもいろいろな神話では名前が違ったり、キャラクターと同じような要素を持ってる神様がいたりと一度調べてみるとハマってしまうものです。

筆者も子供の頃に流行っていた漫画に登場する神様を調べて、今ではどっぷりとハマってしまいました。

皆様も一度気になる神様について調べてみても楽しいですよ!